お石碑の寸法について

今日は、お石碑の寸法のお話です。
日ごろ私たちが大きさや長さを測る時に一般的に用いるのはメートル法で、皆さんもcmやmmが使い慣れていると思います。
でも石材の世界では現在でも、日本古来の「寸」「尺」が主流なんです。1寸は約3.03cm。1尺は10寸で約30.3センチメートル(303mm)です。

お石碑の八寸、九寸って、どんな大きさ?

関西の和型のお石碑では主流になっている「八寸角」ですが、この「八寸」は棹石(通常、一番上に位置する細長い部材)の幅の寸法を表しています。
八寸角だと、約24cm。この寸法に合わせてそのお石碑の全体の寸法が決まります。棹石の下の上台、下台、さらには左右の花立てや家紋が彫刻される水鉢の大きさも決まります。
たとえば全体の高さで言うと、八寸角なら4尺1寸(およそ1m24cm)。九寸角だと4尺5寸(およそ1m36cm)となります。

関西では八寸角や九寸角が多いですが、例えば広い墓地が確保できる地方などでは一尺、さらにはそれ以上に大きいお石碑も見られます。
ただ「大きければ大きいほど良い」という事ではなく、墓所の大きさや外柵に応じてバランスの良い大きさがありますので、石材の専門家に相談されるのが一番です。

創業明治32年、経験豊富な成和の担当者に、お気軽におたずね下さい。

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