苗字にこだわらないお墓

お墓の正面に彫刻する文字と言えば従来、「○○家之墓」または「○○家」とご苗字(家名)を入れる場合が多かったのですが、最近は少し事情が変わってきました。

例えばお子様が娘さんだけだった場合など、将来お墓を守っていかれる方のご苗字が変わってしまうこともあります。

建てられた親御さんからは「嫁いで姓が変わっているのに、旧姓のお墓を守ってもらうのは忍びない」とのご相談があり、また一方、娘さんの側からは、「苗字が違うから、私は入れないの?」というご質問を頂きます。

昨今の少子化の流れの中、「姓が違うから」という理由で別々にお墓を建てていたのでは、将来のお子様、お孫様はいろんな場所の、たくさんのお墓にお参りしなくてはならなくなります・・・

そんな中、あえてご苗字を彫刻しないお墓が注目されています。

ご苗字のかわりに、家族が大事にしてきた言葉や、家族を象徴する言葉などをお墓の正面文字にします。そして、そのお家にご縁のある方が自由に入れるお墓にするのです。これなら、違うご苗字の方でもこだわらずにお墓に入れます。

ご苗字が違っても、同じお墓に

ご苗字にこだわらなければ、より多くの方がお墓に入れます。またお墓に入られる方が多いという事は、お墓を守っていかれる方の数も多くなります。

そしてお墓を守られる方の数が多いほど、お墓参りの数も増えます。

たくさんお参りにきてもらえるお墓は、「良いお墓」とは言えないでしょうか?

もしもご苗字が違うことでお墓の立て方に迷っておられるなら、このような方法も、ぜひご検討下さい。

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