丘の上の解体工事(改葬のお手伝い)

本日はさとやま浄苑から近くの上牧町の町営墓地でお石碑の解体工事をしました。

尺寸三重台が2基、7寸二重台が1基と合計3基の解体工事です。

尺三重台という大きなお石碑だけでも大変なのですが、本日のお石碑は小高い丘の上にありまして、そこまでの参道も細くくねくね曲がっています。

通常であればクレーンを用いて、石碑を吊り上げて解体を進めるのですが、クレーンが近寄れないので人力での解体でした。昔ながらの三つ又を組み解体していきます。

解体する区画の近くにトラックを横づけできれば、解体した石碑をトラックに載せて運べるのですが、参道が細くトラックも近寄れません。そこで大活躍したのが不整地運搬車(通称:キャタピラ)。中でも本日のキャタピラはミニミニサイズ。

かなり細くてでこぼこの参道でも何のその、キャタピラですが大車輪の活躍です。

お施主様にお骨上げをして頂き、解体工事も無事すみました。

お骨は少しの間、お施主様のご自宅に帰られて、さとやま浄苑に新たに建立されたお石碑にご納骨されます。

新しいお石碑を、新しい家に例えられる方もおられます。

本日解体したお石碑の内、一番古いお石碑は100年以上前のものでした。

永くこの墓地、このお石碑でご先祖供養を継がれてきたお施主様も、ご先祖様が新しい墓地と、新しい住まいを気に入ってくれるだろうと笑っておられたのが印象的でした。

今回の改葬の話は、坂を上るのが大変になってお墓参りが減ってしまうのが困る。

という事から始まり、お参りのしやすいバリアフリーの墓地への改葬をご検討されて、実行されました。

本当に長くご先祖供養を続けてきたお墓の墓じまいと、これからまたご供養を始めて、代々継がれてゆく新しいお墓の建立と、その両方にたずさわらせて頂く事が出来ました。

今回は改葬のご依頼でしたが、皆さまのお近くの墓地での墓じまい・墓石建立・彫刻・修理・リフォームなどの石工事がございましたら、成和株式会社へどうぞお気軽にお問い合わせください。

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