法話のご紹介

先祖供養(お墓)についてあるお寺様の法話が記事になっており、心に響くいいお話でしたのでいくつかご紹介させていただきます。

そもそもお墓はなぜ必要なのでしょうか?

昔より、人が亡くなると、生命の誕生とされる大地へ還す(土へ還す)ために埋葬されてきました。

とある諸説の中には『人は亡くなると、魂気(こんき)は天に還り、形魄(けいはく)は地に還る』とあります。

これは、人が亡くなると目に見えない精神の魂は天に還り、形(肉体)ある魂(白骨)は大地に還るという意味で、天と地に二つの魂が宿るということです。

つまり、大地=お墓には肉体の魂が宿るということなのです。ご先祖様が実際にお墓にいらっしゃるということです。

なぜお墓に手を合わすのでしょうか?

供養には「的」があり、その的を射た供養をしっかり行っていると、自分や家族、自分の周囲もどんどん良くなります。

先祖供養の的、その的こそ「お墓(墓石)」であり、目に見えないご先祖そのものが「お墓」なのです。


2つの法話をご紹介させていただきましたが、頭の中でぼんやりとわかってはいても、実際にこのようなお寺様の法話をお聞きすると背筋がピンと張りました。

ご先祖様は天からもお墓からも見て下さっているのですね。改めて先祖供養の大切さを感じました。

移り変わりの激しい世の中ではありますが、「先祖供養=感謝の気持ち(敬う気持ち)」は、人が根底に持っていなけばならない大切なことだと思います。

それらを含めてご供養の大切さを次の世代に引き継げるよう、まずは自分が手本となり、感謝の心を持ってお墓参りに行こうと思います。

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