ご見学に来られた方から「このくぼみは何のためにあるの?」とご質問いただくことがあります。写真の矢印の部分のことですが、この上部を浅く彫っている石材を『水鉢』と言います。そしてこのくぼみを『水皿』といい、お水をお供えする部分になります。
宗旨宗派によって違いはありますが一般的に仏教では、ご先祖様や故人様はあの世では喉が渇いていると考えられています。そのため、ここにお水をお供えして喉をうるおして頂くのです。
「石の成和」のお石碑は、この水皿の内部も丁寧に磨き上げていますので、布巾等でさっと拭いて頂ければ綺麗に汚れが取れます。お参りの際は、水皿の中をきれいに拭いて、新しいお水をお供えしてあげて下さい。きっとご先祖様も喜ばれることでしょう。