お墓の継承について

言うまでもありませんが、お墓は一代限りのものではありません。親から子、子から孫へと代々受け継ぎ、ずっと後々まで引き継いでいくものとされています。
「お墓を守る」とはよく耳にしますが、その言葉からは古来より先祖を大切にしてきた日本人ならではの責任感が伝わってきます。

お墓の継承1

ところで、最近はお墓を守っていくことについてのご相談が多くなりました。

「先祖代々の立派なお墓があるが、遠すぎてなかなかお参りに行けない」
「自分たちは田舎のお墓に入ってもいいが、子供たちが来てくれるかどうか」

「お墓を建てたいが、子供がいないので後が心配」
「娘しかいないので、お墓をつくっても継いでもらえない」
「息子は転勤族なので、いずれお墓が負担になるのではないか」

核家族化、少子化の流れの中で、お墓の在り方も変わってきています。
昔は、自分の住んでいる村のそばに一族のお墓があり、それを家族みんなで守っていくことが容易でした。しかし現代のように親、兄弟が日本中バラバラに住んでいてもおかしくない状態になると、一か所に墓所を決めてしまう事自体がそもそも難しいと言えます。

「どうすればお墓を守っていけるのか」と考えるのは、物理的にも厳しい時代になったのかも知れません。
とすれば、こう考えるのはどうでしょうか。
「どうすれば、ご供養を続けていけるのか」

そのためにはまず、なるべくお近くの、いつでも通える場所にお墓を建立される必要があります。もちろん新しく建立されてもいいですし、遠い田舎からのお引越しもご検討下さい。

お墓の継承2 幹線道路沿いの市街地型霊園「はにゅうの霊園」の外観

お墓を作り、ご先祖供養が続けられるよう最大限の努力もして、それでも将来お子様やお孫様がご供養をしたくてもできない可能性があるのなら、その時は霊園やご寺院様にご供養してもらえるように考えれば、ご先祖様にも失礼がないのではないでしょうか。

また、もしも何年か後にはお墓でのご供養が途絶えてしまうという事がわかっているのなら、予めその時期の前後に永代供養にすることを契約しておいてはどうでしょう。

成和がお世話する霊園では、お墓でのご供養を続けていくための様々な方法をご提案しております。
お墓のことは誰もが初めて経験されることが多く、わかりにくい事も多いものです。関西のお墓の事なら、創業明治32年・ご供養一筋の石材店、成和にぜひお気軽にご相談下さい。

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