墓地のご案内やお石碑の打ち合わせの際にお客様よりご質問が多いのが「いつ遺骨をお墓に納めたらいいの?」「納骨はどうすればいいの?」といった納骨に関する事です。
そこで今回は納骨についてお話をしたいと思います。
納骨の時期
特にこの時期に納めなければいけない、という決まりはございません。お寺のご住職にお聞きしますと、身内の方が無理をされない範囲でなるべく早く土に還してあげるのが良い、とおっしゃっておられました。例えば、仏教の場合ですと四十九日法要(お墓がすでにある場合)や一周忌・三回忌などの節目で親戚が集まりやすい日を選ばれることが多いようです。
またお盆やお彼岸などを選ばれる方もいらっしゃいますが、お寺様がお忙しかったり霊園が混雑していることがございますので、その際はお早めに前もってお寺様や霊園に相談された方がよろしいかと思います。
納骨の方法
お墓への納骨の方法は、大きく二つございます。
・お遺骨を骨壺から出して納める
・お遺骨を骨壺のまま納める
これは地域の風習や霊園によっても異なります。
私ども成和が管理する霊園では、主に「お遺骨を骨壺から出して納める」方法で納骨をいたします。これはお遺骨を土に還すためです。今回はその手順をお伝えしたいと思います。
まず墓前にてお遺骨を骨壺からさらしで作った納骨袋に移します。その後その納骨袋をお墓に作っている納骨室に納めます。
納骨室には壁はありますが底は土のままです。土の上に納骨袋を直接置いて、お遺骨を土に還します。納骨室内の状態にもよりますが、納骨袋が2~3年で、お遺骨は30~40年で土に還ります。
尚、お墓に納める際は墓石の水鉢という部材を動かして納骨するのですが、とても重たくお施主様が動かすと大変危険です。成和では私共係員が進行とお手伝いをさせて頂いてます。
写真は、石棺という石で壁を作った納骨室です。この上にお石碑を据えます。
中央部の前方に倒している石が「水鉢」です。
当日に必要なもの
簡単に下記に述べさせて頂きます。
・お供花
・お供物
・お礼(仏教ではお布施、神道では初穂料などご住職や宮司様にお渡しします)
・火葬(もしくは埋葬)許可証
・お遺骨
お供花やお供物など、ご宗旨によって上記に限らない場合もございますのでご確認下さい。
最後に
納骨はご遺族にとってとても大切な儀式です。前述のとおり成和では私ども係員が真心をこめて進行とお手伝いをさせて頂いております。どのような事でもご不明な点がございましたら、お電話でも弊社ホームページからでもお気軽にお問い合わせ下さいませ。