今まで、「知っておきたい霊園・お墓の知識」ブログにて「デザイン彫刻」や「仏石の台座」・「便利な部材」など、お石碑にまつわるお話を何度かさせて頂きました。
では、そもそもお墓にはどのような形があるのでしょうか。今回はお墓の形の種類についてお話させて頂きたいと思います。
様々な形のお墓
それでは順にお墓の形をご紹介いたします。
【和墓】
お墓と言えばこの形を思い浮かべる方も多いと思います。日本人に馴染みのある昔ながらの石塔です。仏舎利塔を模したと言われており江戸時代に出てきたと言われています。
上の石碑は八寸二重台といいます。和墓の基本となる形です。
こちらは八寸三重台という形です。上の二重台の石碑の下に芝台という石を据えています。
【神徒墓】
このお墓の特徴としては、一番上の石(棹石)が長い刀剣形になります。これは三種の神器の一つである天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を表していると言われています。
【洋墓】
戦後に普及し始めた形です。和墓に比べると背丈が低く開放感があり、棹石への自由度(家名以外の文字やイラストの彫刻)もあることから、現在では多くの方がご建立されています。
洋墓の基本となる形です。
石碑の下に芝台を据えています。また棹石や花立・芝台などにも加工を施しています。
【供養塔】
主にご先祖の供養のために建てる石塔です。下の図にあるように、五輪塔や宝篋印塔などがあります。
上の石塔が五輪塔です。永眠されてから50年以上経ったご先祖様を祀ります。
こちらの石塔は宝篋印塔です。永眠されて100年以上経った大先祖様を供養する塔です。
上記以外にも様々なお墓の形はございますが、馴染みのある形を簡単にご紹介させて頂きました。
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