「お墓はどの方角に向けるのが一番良いのでしょうか?」と、よくご質問頂きます。結論から申し上げますと、お墓の向きとご供養の良し悪しとは直接関係ありません。皆様方が、ご先祖様や故人様のご供養にとって「この向きがいい」と、前向きな気持ちになれる方向が一番良い方角だと考えます。
つまり、東西南北の中で決まって良い向きがあるわけではありませんので、それぞれの「想い」で向きを選べば良いのです。かと言って「その発想の仕方もわからない」という方もいらっしゃるでしょうから、我々が今までお伺いした皆様のお考えの一例を挙げておきますので、向きを選ぶご参考になさって下さいませ。
お墓の向きには、いろいろな考え方があります
・「西方浄土だから西の方角に極楽浄土があるというので、お墓を西向きにして極楽浄土の方へ向けてあげて、迷わず浄土へと旅立ってほしい」
・「西方浄土だから、お墓を東向きにして、ご先祖様がいる浄土に向かって手を合わせたい」
・「一日の始まりである朝日のエネルギーを正面に頂ける東向きがいい」
・「常に日当たりが良い南向きがいい」
・「ご先祖様にずっと見守って頂けるよう、自宅のある方へ向けたい」
・「景色の良い方向へお墓を向けてあげたい」
・「子や孫が良い景色の方向へ向かって、気持ち良くお参りしてほしい」
上記のように、いろいろなご意見を頂戴しました。どれもご供養に前向きなすばらしいご意見だと思います。
確かに景色ひとつとってみても、仏様を主と考えるのか、あとあとお参りされる方々のことを主と考えるかで、180度視点が変わりますね。
お墓の向きは、一様ではありません
中には「本に〇〇向きがいいと書いてあった」とか「親戚から〇〇向きがいいと言われた」などと仰られる方もいらっしゃいます。本や他人の意見は、あくまでも一つの側面であって、全てではありません。
他人の意見に耳を傾けるのも結構ですが、もっとおおらかにご自身の想いをお墓に乗せてみてはいかがでしょうか。われわれ成和は、そのお客様の想いを全力でサポート致しますので、どうぞご遠慮なくお気軽にご相談下さいませ。