亀腹加工について

社寺建築やお墓には亀腹(かめばら)という名称の加工技法があります。その名の通り、亀のお腹のように膨らんだ様子をイメージしてください。

多くの鳥居の足元には亀腹加工が施されており、鳥居の柱脚部を半球状・饅頭状に盛り上げた部分を指します。水はけをよくして基礎や柱の根元を雨水から守る役割があります。

お墓の亀腹加工は、鳥居と違い地面よりも高い位置にある台石を加工するため、雨水から守るというよりは水はけをよくし、汚れにくくするという効果と、見栄えをよくするという装飾の意味合いが含まれています。

通常、石碑には水切加工と言って台石の天端にほんの少し勾配をつけて水が溜まらないよう加工を施しております。

水切り加工

 

亀腹加工

 

亀腹加工の方が水切り効果は大きく、水汚れの付着を抑えてくれます。また、石碑全体の高さも少し高くなるため見た目の重厚感が増し、角張った石碑に曲線の加工を施すことで優しい仕上がりにもなります。

 

鶴は千年、亀は万年というように、亀の長寿や縁起の良さにちなんでお墓の加工として用いたとも言われているそうです。和型の石碑だけでなく洋型の石碑にも加工できるのでお勧めです。

見た目良し、機能良し、縁起良し、亀腹加工のご紹介でした。

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