家紋について

今日は、家紋についてのお話です。
言うまでもなく家紋はお家のシンボルです。お墓の仕事をさせて頂く中でも家紋はとても重要で、ほぼ全てのお施主様とお打合せをさせて頂きます。
通常はお石碑の中央下部「水鉢」に彫刻しますが、左右の花立てや袖石(墓所入口の左右の柱)に彫ることもあります。

家紋の歴史

家紋の起源は古く飛鳥時代にまでさかのぼり、平安時代には、ほぼ現在の形が整っていたようです。
その後室町・戦国時代には象徴的なデザインが増えていきます。家名誇示や戦場での部隊識別に用いられ、武家社会でも重要視されるものとなりました。
さらに徳川時代になると家紋が儀式・儀礼的にも重要な役割を果たすようになり、武士は礼服(裃)にも家紋を入れるようになります。またこの頃には庶民にも家紋が広がり、新しい家紋も生み出されて種類も大幅に増えていきます。

しかし徳川時代が終わり武士が姿を消すと、その必要性がだんだん失われます。

さらに戦後は家社会から個人社会の時代になることで人々の関心がさらに薄れ、日常生活で家紋を見かける事は少なくなっていきました。

お家の家紋は?

家紋は1万種類もあると言われます。この中からお施主様の家紋を調査し、お石碑に正確に彫刻させて頂いております。
当社で特によく彫刻させて頂くものは、この6つでしょうか。

同じ柄でも丸のあるもの、ないものがありますから特に注意が必要です。

あと今までのお打合せの中で珍しいものでは、このような家紋も。

家紋については普段あまり馴染みがない事もあり、お打合せの際に「うちの家紋、何だったかな?」と考えこまれるお施主様も多いのですが、当社では専門書とコンピュータグラフィックを使ってお手伝いを致します。

担当者まで、お気軽にご相談下さい。

トップへ戻る