あるお寺様が法要に来られた時に少しお話を聞かせていただきました。
お墓にまつわる良いお話でしたのでご紹介させていただきます。
お墓参りは生活の一部です。
「お墓は近い方がいいけど、家の横にできたらイヤ」
と言うのが人の気持ちです。
「親の面倒をみるなら同居するよりスープの冷めない距離で別居する方がいい」
と何か似ていますね。
「お墓の隣地は栄える」と言う人もいますが、いざ霊園を計画すると地元から猛反対を受けるものです。
それでも私共は「お墓参りは生活に欠かせない事だから、住宅地に近い生活圏内に墓地が出来るべきだ」と考えます。
学校があり、スーパーがあり、公園があれば、そこに墓地も必要なのではないでしょうか。
焼骨しか埋葬しない近年の墓地は、公園風に作られ、管理も行き届いており、何の公害も出さないとても静かで清潔な生活必要施設です。
「お墓参りをすると心が安らぐ」と言われる方はたくさんいらっしゃいます。
今の世の中はわからない事はすぐに調べることができ、欲しいものはすぐ手に入る便利な時代ですが、ご供養事に関しては気持ちが薄れつつあるような気がします。
「お墓まで足を運んでご先祖様に手を合わす」
これからの時代にとっても、とても大切な意味が込められているのではないでしょうか。