どうか、耐えてもらいたい。

吉田茂元首相が、終戦から12年が経った戦後復興の中、1957年に防衛大学第1期生に向けた言葉です。

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君たちは自衛隊在職中決して国民から感謝されたり、歓迎されたりすることなく自衛隊を終わるかも知れない。非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。ご苦労なことだと思う。

しかし、自衛隊が国民から歓迎されチヤホヤされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡のときとか、災害派遣のときとか、国民が困窮し国家が混乱に直面しているときだけなのだ。

言葉を換えれば、君たちが日陰者であるときのほうが、国民や日本は幸せなのだ。

どうか、耐えてもらいたい。自衛隊の将来は君たちの双肩にかかっている。しっかり頼むよ。

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ある特集で自衛隊の活動を見ていて思い出した訓示です。

被災された方々、今も苦労されている方々、自衛隊の方々、今の政治家との差、いろいろな事を思いましたが、吉田茂のこの言葉は、ぶあつい言葉だと感じました。

またもやお墓には関係のない話題ですが、おそらくこの後は、お彼岸の話題が続くので少し違う話を入れてみました。

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